真夏の夜の夢のめしいらずのレビュー・感想・評価

人形アニメの鬼才イジー・トルンカによるシェイクスピア劇。青を基調とした幻想的な画といい、人や動物や妖精の優しげな眼差しといい、静かで祝祭的な世界観といい、まるでシャガールの絵画をアニメーションに置き換えたかのような味わい。お話そのものよりも、どう見せようとしたかを楽しむべき作品なのかも知れない。