バナバナ

エディット・ピアフ愛の讃歌のバナバナのレビュー・感想・評価

4.3
マリオン・コティヤール、『TAXY』で観ただけだったので、フランスのかわい子ちゃん女優…というイメージしかなかったのですが、こんなに演技ができる女優さんだったんですね。
晩年なんか(それでも亡くなったのは47歳ですが)、もう完全におばあちゃんでしたよ。

それにあの声…、マリオンあんな声してたっけ?
もうピアフに完全生き写しです。

でも映画はピアフの一代記ですので、時間的関係で第二次世界大戦中も飛ばされてるし、マルセルとの恋愛もサラっと描かれているだけです。
ピアフに似せる為に、若い頃のシーンから独特のメイクで、あまり美しいとはいえない容姿にしていましたが、さすがにマルセルとの恋愛中は、一番美しく見えました。

自伝的には少し物足りないのですが、自分でも作詞したという彼女の歌が、各シーンに物凄い説得力を持たせており、
また、マリオン・コティヤールの演技が素晴らしかったので、満足できました。
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