haru

ペパーミント・キャンディーのharuのレビュー・感想・評価

3.5
進むことしかできない列車。

優しい手をした彼が真逆のような人間へと変わってしまう人生。生まれた時代や社会がそうさせたのかもしれないし、もしかしたら、それは彼の弱さだったのかもしれないけれど、あの時に帰りたいと思いながら生きる人生って絶望でしかない。

本当に人生は選択の連続。
彼は人生の要所要所で「人生は美しいか」とまるで呪いのように自分に問い続けてきたかのように感じた。
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