ダイゴロウ

ソイレント・グリーンのダイゴロウのレビュー・感想・評価

ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)
3.7
今や過去となってしまった2022年が舞台のディストピアもの。

人口増加と環境汚染による深刻な食料不足のなか、ソイレント社が「ソイレント・グリーン」という合成食品を発表するが、まもなく同社の社長が殺害される。
本作の主人公、捜査官ソーンがこの殺害事件を調べるうちに恐ろしい事実が明らかになってきて…。

オチを含めた作品の内容自体には多少古い印象を受けたものの、知識のある老人を「本」、美しく若い女性を「家具」として扱い、公営の安楽死(口減らし)施設がある暗澹とした糞みたいな世界観が良かった。(ディストピアものって、世界観が見所だと思うので…。)