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白い肌の異常な夜のshupetteのレビュー・感想・評価

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)
3.8
クリント・イーストウッドさまがチンコの代わりに脚を切られる映画です。脚を切られましたが、わたしこの映画を見て最初に浮かんだのが、ちょっと前に話題になったチンコ切られた弁護士のニュースです。でもこの映画ではチンコを切らないで脚を切ったのには切った女性の意図があった。すなわち17歳のビッチの元にクリントさまが歩いて行かないようにするため…。

ガサツで下世話な映画レビューをします。

思春の森!!ミザリー!!OUT?!バージンスーサイズ??と映画偏差値の低いわたしは自分の知識を総動員させて思いました。バージンスーサイズに関しては女ばっか出てくるからそう思っただけかもしれません。

ティーンエイジャーですらない12歳の女の子とクリントさまのキスはなかなかビックリしました。思春の森感ありますよね。

クリントさまが「(今夜は)どの女にし・よ・う・か・な? て・ん・の・か・み・さ・ま・の・い・う・と・お・り な・の・な・の・な」とどの女の部屋に夜這いをかけようか迷ってるシーンがかなり面白かったです。男の情けなさと女たちの洪水感がすごかった。性欲って笑えますよね。

でも確かにどう考えても17歳のビッチを選ぶのは妥当です。いちばん面倒臭くなさそうな女を選びたくなるのは至極まっとうな心理です。こないだ友だちが「わたしはビッチみたいにサバサバできない」と言ってましたが順番逆だろ、と思いました。サバサバしてるからビッチなのだろう。重い女はビッチにはなりえません。でもビッチでも人間だから傷ついたり嫉妬したりはするのです。わたしはわりとビッチの味方です。

ところでこの映画のラストは見事だと思いますが、皆さんはどう思いましたか。007のボンドさんに対しても思うのですが、わたしはセックスを武器にする男が嫌いなので、気持ち良い終わり方でした。女の子もすごくよかったな。

質感といい、展開といい、かなりわたしは好きな映画でした。ちょー面白かったです。
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