Rosso

麦秋のRossoのレビュー・感想・評価

麦秋(1951年製作の映画)
3.3
フォロワー様各位の高評価と、日本人としての教養の一環と、性別違えど結婚欲低めな生き方という共通点から視聴へ。

時代的に戦争も終わり経済が豊かになり女性が職を手にして、
まあ多様な価値観が生まれないわけがない。
そんな変革期だから、主人公のような結婚に憧れず急がないオンナが生成されるのはそりゃそうだよな、と。

それでもって現代よりよっぽど家族間の繋がりが強いもんですから、そりゃもう本人よりも周りが婚期が婚期がと気にしちゃう様、うーん、ですよね、だと思った。

相手のために良かれと思って相手の意思を確認せずに猪突猛進するのって、古き良き日本人のお家芸なんでしょうか。
僕にはどうしてもそのあたりの感覚がな...
紀子ちゃんの兄貴とか、矢部の母親とか狂気でしかないように感じるんですけど、二人とも当人のためを思っての言動っつうのがなんかもう、うまく言葉にできん。

人の繋がりや考え方、振る舞い等々とても綿密に描いた良作であるのは間違いない。
しかし僕みたいな未婚青二才には
違和感や映画自体の尺の長さ(3日に分けて視聴したよ...)やネガ要素もちらほら湧いてしまったのもまた事実。

銀座の喫茶店での既婚組vs未婚組(語尾、ねぇェ って字幕出てたの草)とか、勇ちゃん言動あれこれとか、笑える要素があったのは救いだったな〜

はあ〜アヤちゃんの顔ほんと好き。(支離滅裂な発言)
Rosso

Rosso