憲兵により反乱分子の嫌疑をかけられた富豪夫人（谷ナオミ）が、身の潔白を証明するため、権力者による性的虐待を耐え抜いていく。訊問とは名ばかりのSMプレイを描いている、日活ロマンポルノ。団鬼六原作。

体制に抗いたくても抗えない、一般庶民の苦痛を「信頼関係の存在しないSMプレイ」に置き換えている作品。谷ナオミはその場の空気に流されるだけの人形となっているが、その背景には「マゾヒズムを武器にして闘う女性」というモチーフが含まれている。

登場人物では、主人公と一緒にサディスティックな訊問を受ける歌舞伎役者（浜口竜哉）と、女の和服の脱がし方すら分からない童貞の上等兵（佐竹一男）が、目覚ましいばかりの芝居を見せてくれる。

本作における谷ナオミの凌辱ぶりは、もはや退廃芸術の領域。憲兵という奇異な存在が映像内にいるため、絵的な楽しさに満ち足りている。被虐待者でありながら「闘っている女」でもあるという、倒錯の深淵を感じ取ることもできる。

• #エロ映画

貴婦人、谷ナオミさんが憲兵隊に連行される。無論、いたぶられる為に…

何をなさいます、ごむたいな！
時代設定、暗闇に浮かび上がる責め道具、不安に怯える和服貴婦人…
舞台は整った。さぁ、脱いでいただきましょう。
暗い室内にうかぶ白い肌、谷さんの表情と身体…う〜ん、やはり一級品。金を取れる女優さんだ。

その後の責苦は興味無し。谷さん、すみません。
ストーリー的な展開はどうなるんだろう？と飽きずに観れました。雰囲気は良し。結末はなかなかハード。
谷さんの見せ場がラスト近辺は少ないのが惜しい。
軍服と和服、裸の組み合わせは男の欲望を高める。

• #ポルノ

戦時中を舞台にエロされても逆に萎えるのって僕だけでしょうか。相手は日本兵だし憲兵だしね。時代が時代だけに？褌の巻き方が上手だなぁと思った（←どうでもいい）笑。痒いのって確かに耐えるの辛いよねぇほんと。ラストシーンなんか文学臭漂わせる反戦映画みたいで何だかこのジャンルでそんなことされても違うだろ感。谷ナオミも妖精というよりも妖魔。