スズランテープ

わらの犬のスズランテープのレビュー・感想・評価

わらの犬(1971年製作の映画)
3.5
サムペキンパーの映画は何故か集中力が保てない。衝撃衝撃言われてるが、今見たらそんなにだった。『ドッグヴィル』の方が面白かった。
ダスティンホフマンとクライマックスだけ良かった。正直に話すとサムペキンパーは苦手かもしれない。当時としては革新的だったかもしれないけど、今の自分にはまだ魅力が伝わりきっていない。

その理由は、正直クライマックスの激しい展開以外の部分が冗長な点。特に映像が興味深いわけでもないし、キャラクターが面白いわけでもない、ダラダラ続く感じが耐えられない。いつも集中力が切れてしまうし、キャラの造形を掴めた試しがない。

クライマックスは最高。本当に素晴らしかったし、記憶に残った。傑作暴力映画だとは思うが、ダスティンホフマンの力にだいぶ助けられている気がする。ワイルドバンチはクライマックスの勢いで星4つけたが、今作はワイルドバンチより好きだけど、冷静になってこのような感想。
スズランテープ

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