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『SO-RUN MOVIE』に投稿された感想・評価

No.3392

『そりゃ飛行機飛んでたら見ちゃうよね』

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北村拓司「音声案内に従って走行して下さい」
吉田大八「男の子はみんな飛行機が好き」
林海象「流れよ我が涙、と探偵は言った」

個性的な3監督による短編集。

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北村監督作は・・・まぁ、コントで見るパターンですね。カーナビの音声と運転手が会話しちゃうという。

吉田監督作は・・・激しい撃ち合いアクションの最中、飛行機大好き役の三浦友和さんが、飛行機を見ちゃうというw

林監督作は・・・お得意の探偵もの。本来とても「顔の濃い」北村一輝さんが、不思議にも落ち着いた探偵役になっている。

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さらに、短編集には珍しく、それぞれメイキングが特典収録されていて、中でも林海象監督のインタビューって、僕は他には見たことないのでけっこうレアなのではないか??
5.0
この3本オムニバスの1本、「男の子はみんな飛行機が好き」(吉田大八監督)を中心に述べ尽くします。
これはわずか10数分のショート・ムービーですが、「戦争映画でもパニック映画でもスカイ・アクションでもない純飛行機映画」として空前絶後の大傑作であると言って良いでしょう。

以下、内容解説させてください。完全なネタバレになる直前で引き返しますので。

主人公は一匹狼の殺し屋(三浦友和珍演)。敵の組織に単身挑む凄腕だけど、飛行機オタクであるという弱点がある。飛行機が飛んでくると目を奪われて、その度にピンチに陥ってしまう。マクドネル・ダグラスDC10の蘊蓄を述べたてたり、子供のラジコン飛行機を羨ましがったり、ヒロインとのキス直前に飛行機が飛んできたり・・・という展開なんです。ラストは飛行機オタクであるが故のオチがついて、そしてYS-11が全部持って行ってしまう。
飛行機が飛んでくるたびに流れる、「愛のテーマ」にそっくりな音楽も笑わせてくれますよ。当然ですが、これはわざと似せているのでしょう。飛行機オタクじゃなくても、ある年代以上の人ならバリー・ホワイトの「愛のテーマ」と言えばキャセイパシフィック航空ですからね。

この映画においては飛行機そのものは活躍しません。マニアの対象という扱いで、しかもクライマックスは少年とラジコン飛行機でちょっと感動させますが、「空への憧れ」という詩的世界になる直前、飛行機オタクというレベルで寸止めしている。それが更に深い感動を呼ぶ。
そして上記の全てが10数分というショート・フィルムの中に過不足なく描かれているので、至福の充足感を味わわせてくれるのです。あゝ、このまま一生が終わったらどんなにいいだろう!みたいな。

飛行機が出てくる映画といえば、戦争映画とかパニック映画、そしてスカイ・アクションのシーンなどが思い浮かびます。しかしこれはそのどれにも属さない「戦争映画でもパニック映画でもスカイアクションでもない純飛行機映画」であります。その意味においては「飛べ!フェニックス」(65年)に匹敵する傑作であり、映画史にその名を残す比類なき名作であると言っても過言ではありません。

もちろん、他の2本「音声案内に従って走行して下さい」(北村拓司監督)、「流れよわが涙、と探偵は言った」(林海象監督)もそれぞれ快作です。しかしこの「男の子はみんな飛行機が好き」が突出した傑作であったので、ちょっと影が薄くなっちゃって可哀想。
しかしこの3本、さりげなく豪華キャストだな。

追伸1
子供がラジコンの模型飛行機を飛ばすシーンがあるのですが、グロー・エンジンと思われるのに、エンジンをかけるシーンがない。バッテリーも燃料も工具箱もない。だいいちあれは子供が1人で飛ばせる代物ではないという若干のツッコミどころもあるのですが、目立つような瑕瑾ではなく、映画の価値を損ねるようなものでは全くありません。

追伸2
この他に、「戦争映画でもパニック映画でもスカイアクションでもない純飛行機映画」として忘れてならない1本があります。
それは、1972年のテレビ・シリーズ「緊急指令10-4•10-10」の中の一編「大空を飛ぶ少年」です。
正確に言うと飛行機映画というより航空映画なのですが、飛行機に頼らないで空を飛ぶという夢に取り憑かれた少年の話で、感動しました。
b
2.0
3人の映画監督のショートフィルムをまとめてオムニバス形式にした映画

全体的に世にも奇妙な物語的でフィクション性が高いストーリーと台詞回しでした。
僕は吉田大八監督の「男の子はみんな飛行機が好き」目当てで観ましたが正直微妙でした。