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白雪姫のtottsunのレビュー・感想・評価

白雪姫(1937年製作の映画)
4.0
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「白雪姫」
むかしある城に白雪姫という美しい王女が住んでいた。白雪姫の継母である女王は大変恐ろしい魔女で、白雪姫を下働きのように扱っていた。
ある日、女王がいつものように魔法の鏡に「世界で一番美しいのは誰?」と聞くと、魔法の鏡は「世界で一番美しいのは白雪姫です」と答えてしまう。怒り心頭の女王は、手下の狩人に白雪姫を殺し彼女の心臓を持ち帰るよう命令する。哀れに思った狩人は彼女を逃し、代わりに豚の心臓を持ち帰って女王を欺く。一方の白雪姫は、森で迷った末に動物達に導かれて七人の小人の住む家にたどり着き、家事全般を引き受けることを条件に匿ってもらい、小人たちと共に楽しい一夜を過ごす。
ここ最近ウォルトディズニーの歴史を振り返る番組等を見て彼を語る上で外せない作品として番組中でも一部紹介されていたため久しぶりに観たくなった。
制作されてからおよそ83年の月日が経っているわけだが色褪せない。
ディズニーが命運をかけて世界初の長編カラーアニメーションとして今作が作られたわけだが戦前にこんな素晴らしい作品を作った彼らには本当に感服する。
今見ても奥行きある立体感や水の描写の美しさ、動物たちの愛くるしさなどその高い技術に素人でも感動させられる。素人でもそうなのだから手塚治虫が50回は鑑賞して感銘を受けたっていうエピソードにもうなずける。
幼い時唯一持っていたワンピースが白雪姫のように襟が丸く立っているものだったためそれを着るたびに真似をしたのを思い出した。VHSを持っていたため数えられないほど鑑賞しているわけだが森に逃げるシーンやラストは子供心に恐怖だったのを思い出した。
大人になると当時は理解できてなかった言葉や英語の表記があって新たな発見があって面白かった。
子供の頃何となく古臭いとか盛り上がりに欠けると思っていた自分を恥じたいと思うほど。
個人的には7人の小人たちと白雪姫が歌い踊るシーンが特にお気に入りである。おこりんぼが可愛らしいパイプオルガン演奏してるのが何とも言えない。あと白雪姫が作るイチゴパイのシーンは子供の頃からお気に入りでああいう風に母親に作ってもらいたいと願ったものだ。
私的には☆☆☆☆かな。
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