もちやん

TIME/タイムのもちやんのレビュー・感想・評価

TIME/タイム(2011年製作の映画)
4.0
「Time is Money」

25歳も残すところあと3日の自分がこのタイミングで今作を観られたことが凄くタイムリーで運命を感じる


あらすじ

近未来
人類は遺伝子操作により25歳で老化現象がストップし、腕に自分の生存できる残り時間が刻まれカウントダウンが始まる

通貨はなくなり、互いの寿命時間の交換だけで成り立つ社会

時間を稼ぎ、時間を使う

そんな世界では格差が広がり富裕層が貧困層から時間を搾取していた


スラム街で暮らすウィルサラスは母と2人暮らしで1日生きるのにギリギリの時間を必死で生きていた



ある日ウィルはバーで出会った場違いな富裕層のハミルトンと出会い、ギャングの襲撃から彼を助ける

ハミルトンは100年以上の莫大な時間をウィルに受け渡し自ら命を落とすのだった

莫大な時間を手にしたウィルだったが、直後に不当な時間の搾取により母のタイムリミットが来てしまい目の前で母を失う

悲しみのどん底にいたウィルの怒りは富裕層に向いていく


富裕層が暮らすエリアへ向かったウィルはカジノで財閥のフィリップワイスとポーカーで勝負し、莫大な時間を得る


そこにいた娘シルビアと出会ったウィルは彼女に惹かれていく


シルビアと良い感じの雰囲気の時に時間監査局(警察みたいなもの)が突入してきて拘束されてしまったウィルはシルビアを人質に取り逃亡


最初こそ恐怖を感じていたシルビアもウィルの正義感の強さや優しさに惹かれていく



そして何も知らなかった世の中の実態を目の当たりにしていったシルビアは父への不信感を覚え、ウィルと共謀することに


不条理な世の中から解放されるために2人は自分たちの正義を貫いていく





感想

ガタカを観て凄く心に刺さったが、今作もかなり好みのテーマで興味深かった


アンドリューニコルは近未来SF作品の描き方が限りなく現代社会に寄せている為、やけにリアルで引き込まれていく


セットのデザインや色彩が近未来感を出し過ぎずに現代社会の雰囲気を混ぜていてものすごくリアルで説得力を持たせていて好きだった


後々知ったが、吹き替えが篠田麻里子でクソというレビューがたくさんあって字幕派で良かったと思った
もちやん

もちやん