ハナカズキ

TIME/タイムのハナカズキのレビュー・感想・評価

TIME/タイム(2011年製作の映画)
3.5
人間の老化が25歳で止まり、その先は体内時計が示す時間が余命となる近未来。時間がお金に代わる通貨となり、富裕層は永遠の命を得て、貧しい者は常に死と隣り合わせの生活を送っています。

前半はこの設定の説明になる役割も担っていて、なかなか面白い!

働いた対価として得るのはお金ではなく時間。コーヒーを飲むのもバスに乗るのも自分の持っている時間で支払います。つまり徐々に寿命が減っていく。

この映画は斬新な設定だけが素晴らしいのではなく、格差社会の問題提起も隠れたテーマとなっているのかもしれない。もしかしたら、すごい名作なのでは?とFilmarksの平均スコアがそれほど高くはないことに不安を覚えながらも、期待して見ていました。が、面白く感じたのは前半までで後半から急激に失速していきました。

何度も言いますが、設定は面白い。けど、骨組みは良くても肉付けがイマイチというか。ストーリーがとっても薄っぺらかった。なんだかこんなストーリーどこかで見たことがあるような、既視感ありありでした。設定が良かっただけにもったいないなという気がします。(とは言え細かい設定はガバガバ。)

凝った脚本で続編を作ったら絶対見ます!
ハナカズキ

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