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華やかな魔女たちのrebのレビュー・感想・評価

華やかな魔女たち(1967年製作の映画)
4.0
巨匠たちのシルヴァーナ・マンガノ愛がてんこ盛りのオムニバスで楽しかった。 国立映画アーカイブさんのパゾリーニ特集ありがとうございます!
目的はヘルムート・シュタインバーガー(本名)のスクリーン・デビュー作で、ヴィスコンティ監督の「疲れ切った魔女」のホテルのボーイ役。
ヘルムートの父はザルツブルクでホテル業を営んでいたので、これはまさしくチャンス。
撮影が終わり、帰ろうとするヘルムートに、ヴィスコンティは「2年後にすごい映画を撮るから、その時は君をぜひとも主役のひとりに‥」と呼びとめたらしい。
それが「地獄に堕ちた勇者ども」で、女装、ペドフィリア、近親相姦の倒錯オンパレード役を見事に演じ、ヴィスコンティの愛を勝ち取ることとなるのだが、今作の中のヘルムートはまだまだ可愛い感じ。しかし野心は垣間見えたw
パゾリーニの「月から見た地球」はトトとニネット・ダヴォリの父、息子コンビコメディ。「大きな鳥と小さな鳥」みたいな感じであんまりのれなかった。
シルヴァーナ・マンガノはかわいかった。
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