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ショートバスのIPPOのレビュー・感想・評価

ショートバス(2006年製作の映画)
5.0
17〜18年振りに思い出した様に鑑賞。改めて観ても大好きだと思える一作◎

グラウンドゼロのぽっかり空いた空き地がメタファーのように残る00年代のニューヨークを舞台に繰り広げられるポップでチャーミングなクィアムービー。

クィアムービーでありながらかなり精度の高いヒーリングムービーなんだよね、これ。フリーセックス肯定とかヒッピー思想ともまた違って、セラピー的な性の話でなかなか唯一無二の深みと可愛らしさが詰まってる。

音楽も映像演出もどこを切り取っても万華鏡のようでただひたすらに心地良い。
当時サントラのアルバム買ったもんな。(未だiPhoneに入ったこのサントラを急に懐かしく聴いたせいで映画も観たくなったという流れ)

2020年代でも全く違和感無く共感出来る。都会人の性と孤独はいつの時代も共有が難しい。たまにこれを観たらなんだかお守りになりそう。
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