ちろる

ショートバスのちろるのレビュー・感想・評価

ショートバス(2006年製作の映画)
3.6
ニューヨークの街に佇むビルの様々な窓から沢山の性が顔を出す。
SMの女王さまとその奴隷、自慰行為をカメラで収める男、変な格好のセックスをする夫婦。
なんだかんだで心が満たされることの無いニューヨーカーたちがたどり着いた「ショートバス」はもう倫理観なんて必要ない解放された秘密クラブ、、
もう裸だらけ、なんならボカシだらけ。
でもこの作品の面白さはエロさなんかじゃないし、なんならエロさは微塵も感じられなかった。
「性」を真正面から見つめて描いたら人々のほんとうの裸の心がこんにちはして、それぞれの持っていた「本音」がいつのまにか露呈して、映像的にはもちろん刺激的だけど、間違いなく「愛」を描くのを目的にした作品でした。
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