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J・エドガーのKのレビュー・感想・評価

J・エドガー(2011年製作の映画)
3.2
初代FBI長官ジョン・エドガー・フーヴァー。彼についてほとんど知らない状態で視聴。捜査体系が確立されていない時代。今でこそ当たり前になった指紋の扱い。レオナルド・ディカプリオの演技は毎度ながらお見事。図書館デート。身長コンプレックス。鏡の前に立つシーンは特に良い。「良き日悪しき日何があろうと昼食か夕食を必ず一緒にとること」。ストーリー全体で見ると盛り上がりに欠ける印象。老けメイクがいかにも特殊メイクで集中しづらい。セクシュアリティに関する描写が目立つ。自身のことを含め、彼が人生をかけて集めそして抹消した記録をこんな形で映像化してしまう違和感。リスペクトしているのか否か。はたまたあえての表現なのか。クリントイーストウッド作品は見応えのあるものが多かったので、意外な印象の残る作品だった。
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