レイチェル

白いリボンのレイチェルのレビュー・感想・評価

白いリボン(2009年製作の映画)
4.0
白いリボンは純粋で無垢な心を忘れない為に腕に巻かれるのだった。

効き目があったのかな(不明)。いろいろ謎だらけでモヤモヤするけれど、アレはきっと…

第一次世界大戦のきっかけと言えばオーストリア大公夫妻が暗殺された『サラエボ事件』。その前夜と言える頃、北ドイツの田舎町で次々と不可解な事件が起こる。物語の語り手である若い男性教師(何となく可愛い)が事の始まりから振り返るのだった。

ドクターも、町の支配者男爵も、子供たちも、労働者階級たちも、みんな怪しすぎる。ドクターの愛人の助産婦がドクターに罵倒され、復讐に燃えた彼女が色んな事件の真犯人かなと思ったけれど真相は闇の中…流石に溺愛する息子を傷つけたりしないと言えるし…

牧師も常に支配的で怪しすぎる。

真犯人は置いといて、ドクターの罵詈雑言が余りにも酷くてびっくりしたのでお伝えします。愛人に「お前に飽きた。お前は年寄りだ。口が臭い。うんざりだ。自尊心は無いのか。早く出ていけ」ですと。好きなだけ利用したくせに。有罪決定!

ハネケ監督、容赦なくて好き。今の所いちばん好きなのは『ピアニスト』!
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