ちろる

ワーキング・ガールのちろるのレビュー・感想・評価

ワーキング・ガール(1988年製作の映画)
3.6
1980年代のM&Aブームを背景にしたロマコメ。
「卒業」のマイク・ニコルズ監督らしく、コミカルさシリアスさのバランスがとても良い。
キャリアアップを夢見る主人公をメラニー・グリフィスが演じていて、エネルギッシュなのにどこか不安げで嫌味のないテスを魅力的に表現していました。
因みになかなか「アレ」なテスの女上司キャサリンは80年代映画に欠かせないシガニー・ウィバー!
めっちゃやな奴やり切ってて清々しい!
途中まではもしかして「プラダを着た悪魔」の元ネタってこれ?っていうくらいやり取りとか似てましたが、キャサリンの方がある意味よっぽどおバカなので、めんどくせー奴。
ギリギリを攻めながらも仕事も、そして男も!まるっとまるごと可愛い顔で飲み込んでしまうテスのなかなかの形勢逆転劇をニヤニヤ楽しんで観させてもらいました。
ちなみに一見胡散臭い感じの相手役はハリソン・フォード。
存在感アピールしつつも一歩引きながら女同士の戦いを傍観してるあの感じ似合ってましたね。
実に80年代の映画らしいファッションと、パワフルさで、最後はスカッとするので、嫌な上司やらなんやらでお仕事などでストレス溜まってる人には是非お勧めしたい作品です。
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