上海十月

足にさわった女の上海十月のレビュー・感想・評価

足にさわった女(1952年製作の映画)
3.5
軽快なコメディで池辺良は、こういった役のほうが面白い。越路吹雪の主演映画を初めて位に観ているかもしれない。軽妙な喋りが素晴らしい。当然、歌もうまいんで、オープニングに見せ場をもってきている。内容は女スリを堅物刑事が追っかけるというスクリューボールコメディに近く珍しく日本で成功しているような気がする。山村聰のお姉言葉の作家は面白い。伊藤雄之助の頭が足らなそうな感じがいい。テンポがいい。物語の進行を表現するテロップは、慣れなれしくて個人的に趣味にあわない。この映画は、戦前に映画化され、市川崑は、かなり好きだったようで増村監督、京マチ子で映画化をプロデュース、そしてテレビでも市川崑が関わっている。増村作品も観てみたいですね。
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