みどり

桐島、部活やめるってよのみどりのネタバレレビュー・内容・結末

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

2020/9/14

みんながこんなに影響される桐島、
が気になりすぎて私も一度会ってみたくなった
結局どんな見た目で、どんな性格で、どんな人なんだろう。
想像は膨らむばかり

それにしても
クラスのカースト上位層っぽい女子
放課後バスケして遊んでる男子
いかにもいるよね

彼氏にはデレッデレ、でも自分より下だと思った相手には冷たい
そんな沙奈の彼氏は、やりたいことがいまいち見出せず、彼女といるときは退屈そう

その彼氏、宏樹を取り巻く二人も特にやりたいこともなくなんとなく過ごしている
そんな宏樹のことが気になっている吹奏楽部の亜矢


どこにでもある
きっと身近にいるような
等身大の高校生がそのままそこにあって
キャストは今をときめく俳優、女優さんたち
こんな頃あったんだなぁって思えるくらいの初々しさ


カースト上位でも
たとえグループに属していなくても
誰にだって友達に見せない顔はあるし
人に言えないことだってある
その人のドラマがある

そりゃそうだな話なんだけど
大人になってしまった今、
こんなことあったな、としみじみ思いながら



佐々木、イン、マイマインより
こちらを先に見ているのに
なんだか通じる部分が多くて
というより佐々木、を見たからなのかこの映画に対してさらに深みが増したというか


人間、誰かに助けられて
誰かの言葉で元気にもなれば
落ち込んだりもするし
明るくて人気者こそ
悩みは深くて
そこに誰も気づかない


クラスのカースト上位の宏樹は
何がやりたいのかわからないのに
同じクラスの前田は
やり遂げたいことがちゃんとあって
しっかりと将来を見据えているのだ


そこの対比も分かりやすくてよかった

宏樹の涙は自分を認めてあげられたのかな
そうならいいなと思う
良いシーンでした


私は
やりたいことをできるうちにやっておきたい
それが夢なのかどうかはまた別として






ゾンビ
みどり

みどり