はる

桐島、部活やめるってよのはるのネタバレレビュー・内容・結末

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

何度見ても「ドラフト終わるまでは、さ」というキャプテンの言葉と、宏樹の「いいよ、俺は…」という涙においおい泣いてしまう作品。

吉田監督はとにかく画で話を作るのが上手くて、説明セリフがほとんど存在しないところが大好きです。この映画で特に印象に残るのは、吹奏楽部の部長の女の子。片思いの相手である宏樹が窓を見るのに釣られ、窓を見るシーン。あのカット、とても美しくて、涙が出そうになります。

群像劇ではありますが、最後の火曜日は宏樹のみの視点が存在すること、宏樹だけが一人取り残されたように終わったことから、宏樹を格とした物語なんだろうなと思います。
何にもなく生きていくのは辛いね。
はる

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