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少年は残酷な弓を射るのmasa1987のレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
3.9
終盤、ケヴィンが後悔の気持ちを告白するシーンがあるが、正直言って更生は無理だと思った。
ケヴィンの反社会性は先天的なものだし、起こしてしまった結果が重大すぎて取り返しがつかない。母親に全く問題が無かったわけではないと思うが、「生まれつきの」悪に対してはいくら家族であっても根本的な解決策を提示することはかなり困難である。後天的ではない、ナチュラルボーンな悪に人はどう向き合えばいいのか、かなり重い問いを投げかけていると思う。
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