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少年は残酷な弓を射るのRioのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
4.0
美少年という言葉を聞いたら真っ先に思い浮かぶのが、この時のエズラ・ミラー
息を呑む美しさ、、、

母エヴァ(ティルダ・スウィントン)
成長した息子ケヴィン(エズラ・ミラー)

母エヴァの一方的な視点で描かれる

ケヴィンは
全く自分に懐かない子
問題ばかり起こす面倒な子
悪魔のような子

そんな息子に弱みを握られる

熱を出した時に初めてケヴィンが甘えてくる
その時に読み聞かせしてた本
「ロビンフッド」
この時、エヴァが初めて笑顔を見せる

しかしそれは一瞬、また反抗的に

「慣れるのと好きなのは違う、ママも同じでしょ?」

ケヴィンは、自分が母にとって邪魔な存在なんだという事を悟っていたんだろう
望まない子だったと見抜いてしまってる
自分と一緒に生活している事に慣れても、決して愛してはくれない母

妹が生まれて、ケヴィンのヤバ行動が加速!

そんな話のタイミングでライチ食べます!?
でまた、食べ方の癖が凄いね、、、
この演出、まじでキモすぎて考えた人、天才

カラフルなシリアルを食卓にぶちまけ(皿なし)
それを1つ1つ指で潰していくケヴィン

シリアルを潰す、、、
シリアルを粉々に、、、
シリアル、、、シリアル、、、
えっ!?
シリアルキラーって事!?

って浮かんだ自分の考察レベルの低さよw
が、
その後、
少年は残酷な弓を射る
タイトルそのまんま展開

1人1人、、、
ゾッとする

初めて鑑賞した時は
サイコパスな息子と
加害者家族として生きなければならない母
のストーリーだと思った

今回
母の瞳からの愛情が感じられない
裕福そうだし、虐待を受けているわけじゃない
母性のわかない母と、そんな母に育てられ歪んだ少年の悲しいストーリーに感じた

母、割れた卵の殻を並べるシーン
息子、噛んだ爪を並べるシーン
二人は似ている
血の繋がった親子
だけど心はすごく遠い遠い所にある

ラスト、ようやく人間らしい表情を見せる

息子からの視点もあったらもっと楽しめたかも!

親子の目の演技対決◎
ティルダ・スウィントンの空虚な目!!
エズラ・ミラーの怪しげな目!!

エヴァのファッションずっとオシャレ〜
コンサバもバンTも着こなす◎

赤と白の色使いがいい◎

ベベン!って琵琶みたいな音
あれはバンジョー??
その音がぞくぞくしていい◎

次に観た時にはまた感想が変わるかも!?
な作品
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