ミーミミ

少年は残酷な弓を射るのミーミミのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
4.0
わからない。
いくら考えてもわからなかった。
糸口が見つからない。
こうかな?って結論に出会えても打ち消すなにかがある。

むしろエクソシストやオーメン、サスペリアなら、どんなにラクだったろう

これは
異世界ものとして決して楽しませてはくれない

工事現場のコンクリートを打ち抜く轟音さえも暫しの癒しに感じる…とは

その
ひとつひとつを追いながら

なぜだか

母親の心をむしばむそれを母親のせいとは
思いたくない気持ちになった

(ましては父親のせいでもない)

あれよあれよと親になる人は沢山いるし

みんな手探りだし

悪意に耐性のあるひとなんて居ないし

だけど向けられた傷は本人の自覚なしに蓄積していくもので

その傷が深いからこそ
となりに座った女性の傷も
痛いほどわかったのだと思うし


母親だって人間

強くなんてない

追い詰める権利は誰にもない



ついつい母親神話No運動をしたくなった
ミーミミ

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