DJあおやま

青春神話のDJあおやまのレビュー・感想・評価

青春神話(1992年製作の映画)
3.3
この頃の台北は雨が似合う。排水口から水が溢れて部屋中を侵食していくように、何かに追われて生きている若者たち。焦燥感や閉塞感から、社会の規律を犯すことで何かに抗うことしかできないその姿に、胸が締め付けられるよう。どこまでも空虚で、色味のないあの感じは、エドワード・ヤンの作品でも感じた。台詞少なでゆるやかに進む物語、時折流れる不穏なベース音が嫌に印象的。
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