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ローマの休日のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.0
オードリー・ヘップバーンが「妖精」として世界に羽ばたくことになる記念碑的名作。
永遠の都ローマでのたった一日だけの王女と記者のつかの間の恋を描く。
原題:Roman Holiday (1953)

ローマを訪問中の某国のアン王女(オードリー・ヘップバーン)は、多忙な公式行事に疲れ、大使館から抜け出してしまう。
偶然会ったアメリカ人新聞記者(グレゴリー・ペック)は独占スクープを狙い、身分を隠して、アーニャ(王女も身分を隠している)のやりたいことにつきあうことにする---。

「好きなの?
ままならないのが人生さ。違う?
いいえ、そのとおり。」

名匠ウィリアム・ワイラー監督が、ハリウッド・テンの一人、脚本家の「ダルトン・トランボ」(偽名で登用)ら赤狩りの対象者に雇用の機会を与える目的もあり、ハリウッドを離れローマで撮影。
トレビの泉、スペイン広場、コロッセオ、真実の口、願いの壁など、ローマのさまざまな名所が出てくるのも楽しみ。
監督、脚本、舞台(ローマ)そしてなんといっても主演のオードリー・ヘップバーンがこの映画に命を吹き込んだ。
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