映画漬廃人伊波興一

肉体の門の映画漬廃人伊波興一のレビュー・感想・評価

肉体の門(1964年製作の映画)
4.3
清順監督が撮れば全てがケレンに染まる  鈴木清順「肉体の門」

田村泰次郎の原作もこの風俗も今では古典域。
でもリアリズム(当時の日活の要求もあったんでしょうか?)と背中合わせに出したケレン味で辛うじてリアリズムを回避した所に西村昭五郎作品、五社英雄作品とは明白な境界線が引かれたのでしょうか?
事実、この作品、あと一歩で映画でなくなります。