中学2年の時に劇場で見た作品を相当久しぶりに鑑賞。見た時はゾンビ的なストーリーかなと思っていたが、微妙に違う。生きている人間がカニバリズムを発症?して、噛まれるとそれが感染して行くというもの。奇妙な設定と思うが、ベトナム帰還兵が主人公である事を考えると、ベトナム戦争での敗戦を受け敵の共産主義のジワジワと浸透していく事への恐怖を描いているのではと感じた。
一方で映画の作りは、やっつけ感が強くあの『ロイ・ビーン』的なドテッ腹に穴が空くシーンにもっとユーモアさが欲しかったね。それと音楽のチープさがなんとも言えない味で。感受性の強い頃に見た作品である事もあり忘れられない作品だ。