日本アカデミー賞作品賞を受賞したということと、吉永小百合主演ということ、北海道の最北端の離島が舞台ということでこれはかなり期待できる心洗われる映画なのではないか？！と思い見始めたのが間違いでした。
オープニングで原作湊かなえと出て、おやおや…と雲行きが怪しくなり、思いもよらぬストーリー展開にあー、湊かなえ、そういう感じかーという感じな鑑賞になってしまいました笑
まずストーリーが離島の分校で教師をしていた吉永小百合と生徒6人はまるでサウンドオブミュージックのように歌で絆を深めていくが、あるBBQの日に事故が起こり、吉永小百合の夫が生徒を助けるために海に飛び込み亡くなってしまう。
それから20年後、離島を離れていた吉永小百合のもとに生徒の一人が殺人を犯したという知らせをきき、再び島へ帰り、大人になった生徒たちのもとを訪れて話しを聞いていく。
その生徒たちは過去の事故に関して各々罪悪感や傷を抱えていた。
そして吉永小百合自身も…
なんて、湊かなえ特有の人が抱える闇だったり、傷だったりを描くのがお好きね。
それでも本作は少し暗い作風だけど、希望もあり、告白や贖罪と比べると後味の悪さはそこまで感じることはなく鑑賞できますね。
役者陣がすごい豪華なんだけど、光るのが森山未來と松田龍平くらい…かな。
子役は歌は上手いけど、演技が酷す笑
母さんが学芸会レベルだと言っていたのが頷ける笑
女優陣がイマイチ光らないのは脚本のせいなのだろうか…？みんなそれぞれ好きなんだけどなぁ
吉永小百合も好きなんだけど、ちょっと40歳の役をやるのは厳しいのかな、今どっちだ？！とみていてよくわからなくなることがしばしば苦笑
ラストの歌のシーンは感動的でしたが、全体を通してあまりピンとこなかったな…
