アマプラ終了間際のため視聴。新約聖書をほぼそのまま映像化した1965年作品。オリジナル版は4時間20分もあるそうですが、いまだリリースされていないとか。
莫大な制作費を掛けただけあって、当時の一流キャストが多数出演し、圧倒される量のエキストラ、巨大セットなど、映像はかなり豪華。ただ、映画ならではの演出は少なく、ほとんどが聖書に書かれているまま淡々と進行して行くような展開が多いので「これ聖書そのまま読んでた方が良くね?」という禁断の言葉が鑑賞中どうしても頭をよぎってしまいました。乗りかかった船なので自分は最後まで見ましたが、クリスチャンでは無い自分のような一般人にはちょっときつい作品でした。クリスチャンの方でしたらもちろん見た方がいい作品だとは思います。
蛇足ですが、この映画では青年期のキリスト役をやっていたマックス・フォン・シドーが8年後にはエクソシストに70歳ぐらいの老神父役で出ていたのを知ってビックリしました。エクソシスト出演時は実はまだ44歳だったそうで、いかに彼の老神父に成り切った演技が素晴らしかったのかが分かりました。
(印象的なセリフ)
・思い悩む事によって少しでも寿命を伸ばした者がいるか?
・金持ちが天国へ行くのはラクダが針の穴を通るより難しい
(竹中◯蔵さんあたりには当てはまっても、大谷選手とかには全く当てはまらない言葉かと。当時の金持ちはみんな酷い人物だったということでしょうか)