そういえばこの作品が撮られてからもう半世紀経つのかとふと思い出し。
ちゃんと見たのは結構前だけど、余計なナレーションを入れずにひたすら被写体を映し取るフレデリック・ワイズマンの姿勢にすっかり惚れ込んだのをしっかり記憶している。
そしてこの作品を見て、俗に言うドキュメンタリー映画において至高なものとは映像を情報的にせずしっかり事象として切り取ることだと強く確信したことも、この記憶に刻まれている。
しかしこの映像の中で生きていた人々が、50年経った今は老年に突入しているか既に亡くなっているかと思うと何とも不思議な気持ちになる。