高校の作品情報・感想・評価

高校1968年製作の映画)

HIGH SCHOOL

製作国:

上映時間:75分

3.7

「高校」に投稿された感想・評価

エーコ

エーコの感想・評価

4.5
クローズアップがかなり多くて、教師と生徒の肉体的な差を観察・対比させるような映画だった。教師の禿げ頭のあとに、音楽に合わせて体操する女生徒の下半身をなめるように撮ったり、醜い眼鏡の女教師と対比して、娼婦のような女生徒を撮る。ペンを口でねぶる女生徒。喋る口元へのクローズアップや、無意識に動く手先へのクローズアップが目立った。あと指輪はめてる人多いな! サングラスかけてる生徒もいるし。
そういえばこの作品が撮られてからもう半世紀経つのかとふと思い出し。

ちゃんと見たのは結構前だけど、余計なナレーションを入れずにひたすら被写体を映し取るフレデリック・ワイズマンの姿勢にすっかり惚れ込んだのをしっかり記憶している。

そしてこの作品を見て、俗に言うドキュメンタリー映画において至高なものとは映像を情報的にせずしっかり事象として切り取ることだと強く確信したことも、この記憶に刻まれている。

しかしこの映像の中で生きていた人々が、50年経った今は老年に突入しているか既に亡くなっているかと思うと何とも不思議な気持ちになる。
いかにもひ弱そうな眼鏡の生徒を殴った太々しい生徒が先生に問い詰められ、いちいちサーを付けるのに対して「サーは要らん。媚びるな」それでも何度もサーを付ける生徒を「サーは不快だって言っただろう。なんでか解るか。誠意がないからだ」とバッサリ斬り捨て、停学に処す。
先生方の論理的で切れ味いい話しぶり、捌きぶりが気持ちよく、おもしろい。
8azuki

8azukiの感想・評価

4.2
男女別の性教育の今見ると時代錯誤感も面白いが、ファッションの授業で太ったおばちゃん先生が女生徒をバサバサ「脚が太いからダメ」って切っていくのがやばかった
ワイズマン作品の中ではかなり短い75分のランニングタイム。
それぞれのシークエンスがランダムではなく少しずつ繋がりながら進んで行くひとつなぎの宝のような映画。生徒と教師の対立から始まり性教育・卒業後の将来などのテーマを挟み、やがて戦争が侵入し、ベトナムへ出兵する卒業生の手紙で終わる。そして、映画が終わって漂う孤独感は冒頭に流れるオーティス・レディング『(Sittin' on)The dock of the bay』と結ばれる。ひとつの組織の話でありながら同時に1968年の空気も表現していて、その静かな熱さに興奮を覚えた。

ファッションの授業(?)でおばちゃん先生がモデルの女の子に容赦なく「足が太いのがいけない」って批評してるシーンが今観るとヤバい。
tokio

tokioの感想・評価

3.8
Rec.
❶17.03.25,シネマヴェーラ渋谷/偉大なるフレデリック・ワイズマンⅡ
べらし

べらしの感想・評価

3.2
68年の高校生ということでヒッピーがワーーーーみたいなイメージで見ると大間違い、そういうのはメディアが好んで抽出するごく一部のアメリカだったんだと気付かされます
短くアッサリ。事によっては358分撮っちゃうのにコレは75分!撮れ高が足りなかったのだろうか。それならそうで小細工せずキュッとまとめ切る感じは好きだが、少し物足りず。

男女両方の性教育シーンが見られる。ジェンダー観が超前時代的で面白かった。
体育館に集めて識者が講演の様にティーチする形式なのだけど、男子の方で出てきた婦人科医がハジけていた。「わたしはこの指で数多の処女膜を破ってきた!」とか言う笑

あとこの高校、公立だとは思うのだけど、出てくる生徒や両親の服装だとかマイノリティが黒人一人しか映らない所を見ると結構アッパーそう。
(時代柄もあり?)初めは生徒たちの(親や教師への)「反抗」が印象付けられるが、次第に「自立/自律」的なシーンが現れはじめ、最後はマーチングバンドで融和的雰囲気→ピースフルな演説で終わる、という大構造。
神

神の感想・評価

3.0
偉大なるフレデリック・ワイズマンⅡ
家庭科の授業なのかよく分からんけど、ファッションショーリハでモデル役の生徒たちに脚の太さをダメ出ししまくる先生の脚も太かった。
ワイズマン最高
ドキュメンタリーという言葉はワイズマンの為にある
ベストオブ校長先生映画