にこ

一枚のハガキのにこのレビュー・感想・評価

一枚のハガキ(2010年製作の映画)
3.2
新藤監督…98歳で映画作るってこの事実がすげーよ…
実際に新藤監督の戦時中に体験した事を作中に反映させていることで、この映画は、戦争で亡くなる兵士たちを描かない、悲惨な戦場の描写はない、戦場いくか清掃要員になるか上官のくじ引きで決まる。そのシーンは生死を分ける大事な事柄なのだけどそのシーンもない。
新藤監督はその戦時中残された人の、妻の悲惨さを描いたんだね。
ほんと、生き辛い時代だったのだろうと思うけれど、私はこの平成の時代に生まれてしまった。いくら考えたって到底理解できない苦悩があったんだろうな…

大竹しのぶすごい熱演してますが、すこーしわざとらしさを感じてしまってあまり好きな印象は受けませんでした…
にこ

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