驚きは皆無でしたが、共感できるストーリーでした。
ある意味、あの地が主人公と言っても過言ではないと思います。いったい人間って何をやっているのだろう?そんな声が聞こえてくるかのようです。
さて人…
新藤兼人98歳の監督作。作中にほとばしる戦争への怒りを、震災や原発に重ねて見てしまってものすごく感動した。みなぎるほどの力強さを持った映画だった。
出征から戦死への切換。置き手紙や、くじで決められ…
このレビューはネタバレを含みます
新藤兼人監督の遺作。
戦場のシーンのない、反戦映画。
全体的に軽妙に描かれている場面が多いが、それがかえって残された妻・友子の悲劇を物語っているようだ。
出征した人の生死や運命は、紙一重だったの…
新藤兼人の遺作だが、画も平坦で演技の調子も学芸会のよう。
(巨匠が晩年に撮る戦時映画にありがち)
犯罪映画じゃあるまいし、大竹しのぶは叫びっぱなしでうるさ過ぎ。
いかにも強権的な人物と思われた大杉…
『一枚のハガキ』2011
100歳で亡くなった新藤兼人監督が99歳で撮った遺作。
戦争末期に100名の中年兵士が召集された。松山啓太ら兵士100名たちは上官のくじ引きで赴任先が決まる。くじ引きが…
< ストーリー >
夫たちを戦争で亡くした森川友子(大竹しのぶ)。
抜け殻のようになって生きる彼女を救ったのは、
戦死した夫が託した1枚の葉書でした。
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生涯で370本もの脚…
新藤兼人監督が戦争に対して抱いていただろう、後悔、悔しさ、無念さ、哀しみ、怒り、憤りなんかが、にじみ出てくるような映画だった。
話はどこか飄々としていて、民話か芝居小屋での芝居を思わせる。
ある意味…