一枚のハガキの作品情報・感想・評価

一枚のハガキ2010年製作の映画)

製作国:

上映時間:114分

ジャンル:

3.4

「一枚のハガキ」に投稿された感想・評価

ひでG

ひでGの感想・評価

3.7
終戦の日なので、戦争を扱った作品を借りて、観ました。

100歳で逝去されるわずか2年前、つまり98歳でこの作品を撮った新藤兼人監督。

まさに、反戦いや戦争への憎しみをライフワークにしてこられた監督さんの遺作。

戦友が託した一枚のハガキを戦友の妻に届けるお話。誰もがイメージする展開、

これを山田洋次さんだったら、みんなが思うように仕上げただろうな、

新藤兼人監督、たくさん観てきたわけではないけど、
戦争反対!という側面とともに、
「人間の怖さ」みたいなものもよく描いていた。→今、作品名を思い出せないけど、監督さんの奥さん乙羽信子の怖いメイクの作品があったな、、、

戦争に関することは、後述するとして、そんな新藤怖い面がこの作品でも出ているよう。

それを全部ひとりで背負っていた大竹しのぶの怪演!

随所に、怖さ、凄みみたいなものを感じさせてくれました。

ちょっと、ひとり前に飛び出している感もなくはないし、バランスが良い作品とは言えない気もする。


さて、戦争に関することに戻ろう。
戦友と豊川悦司の生死は、くじで決まった。
つまり、くじによって赴く戦地が違い、運命を分けてしまった。
なんと酷いことか、

大竹しのぶもトヨエツも戦争に翻弄されてきた人生。

零戦でバーと飛びました。家族や仲間を守って!そこに美しい曲が流れ、綺麗な死です〜的なお話とは、180度違うテイスト。

嘆く、叫ぶ、絶望する、蔑む、

平和な時代なら決して表出しなかっただろう感情をさらけ出し、のたうちまわって、
這いつくばって、生きている2人。

戦争を美しくあるいはかっこよく描いちゃうお子ちゃまとは違い、
戦争の苦しみを全部知ってきた監督さんだから、描ける世界。


炭になったものから再生ていくラストは
そんな中でも立ち上がろうとする人々のたくましさを表していると感じました。

戦争は遠い過去でも、どっかの国で起こるものではありません。

今の視点で、今の現象と照らし合わせて考える、感じるものだと改めて思いました。
メッシ

メッシの感想・評価

3.7
監督の遺作。素晴らしい。新藤監督の常にベースにある戦争バカヤロー!は今作もヒシヒシと。それを生涯言い続け、作り続ける凄さは計り知れない。戦争バカヤロー!って非常に大事な事だ。加えて今作の素晴らしい所は、戦争の被害にあって何度も未亡人になる大竹しのぶを中心とした、性の部分にしっかりとスポットをあててる所。なかなかタブーだと思うけど、ガッツリ性描写があって圧巻。けっして明るくない戦争って話題が基本にあるが、随所にあるコメディシーンがあり、安心して笑ってしまう。出兵に行って死に→葬式→代わりに夫として迎えた次男も→出兵→葬式、というシーンをリズミカルにとってコントっぽくしたり、大杉漣に覗きとかストーカーまがいの事させて思いっきりピエロ役を演じさせたり。死ぬ間際に撮った作品とは思えない笑
ザン

ザンの感想・評価

3.7
序盤から中盤にかけて大竹しのぶの命運は酷く悲惨なのだが、新藤監督ならではのリズムでトントンと話が進むのは、内容に反してどこかコミカルさが滲み出ている。生きるってことは凄まじいことだ。植えた麦の如く、踏まれても踏まれても実ろう。
素晴らしかった。98歳でこんなにアツい映画を撮れるのが信じられないよ。大竹しのぶ凄い。あの歳でこんなにかわいくて熾烈で、化け物だ。
hiyori

hiyoriの感想・評価

3.5
ほぼ一軒の家が舞台のワンシチュエーション映画で、演技においても演劇らしさはあるが、戦争から取り残された男と戦争に取り残された女の対比により、物語をコンパクトに、叙情的なものにまとめていた。戦時下を知っている監督だからこそ、そのリアルを汲み取ることができる。現代の日本にとって貴重な映画。
hikarouch

hikarouchの感想・評価

2.3
大竹しのぶ映画。

おとなしく正統派の映画かと思いきや、結構なトンデモ映画だった。

早々に観客は置き去りにされ、登場人物の感情の起伏についていけない。

なんでそうなる。

そんななかで見せられる大竹しのぶの迫真の苦痛演技は、ついていけないコチラ側からは何か異世界のもののように感じられる。

(2012年鑑賞時の殴り書き)
ろっち

ろっちの感想・評価

3.8
過去鑑賞
面白かったです
戦争から生還した男と、戦死した仲間の家族の話。
仲間に手紙を託されていた男が、色々あって、手紙を届けて……
当然仲間の家族の方も悲惨な状況で…
まぁ、多くは語るまい(笑)
映画男

映画男の感想・評価

5.0
21世紀の日本映画オールタイムベストに確実に入ります。こんな良い映画なかなかないですよ。
nattyan9

nattyan9の感想・評価

3.0
★★★ 『一枚のハガキ』
 
倍賞美津子さんの
【最期】の食事がすごいなぁ。
味わいっぷりが・・・
 
豊悦さんの顛末の脚本もすごい。
戦争から帰ってきたら、
奥さんと父親が出来てて、
失踪してる、っていう。
(死んだと勘違いして
出来てしまったらしい)
でも、確かにあるんだろうなぁ、
そういうこと。
引き裂かれた家族や縁って
ものがあるんだろうなぁ。
そりゃあ、4年も飲んだくれるわ。
 
奥さんを見つけたシーンも
いいなぁ。
散々、葛藤して、喧嘩した後、
「親父を捨てたら、殺す!」
って言って、去る。
憤懣やるかたない豊悦さんの
感じが素晴らしい。
  
大杉蓮さんも名演。
戦争で旦那を失った、
大竹しのぶさんに言い寄る役どころ
なんだけど、なんだろ、
奥さんいるんだけど、
純情な所が憎めないんだよなぁ。
 
なんかでも、全体としては、
旦那さんが特攻する日と
旦那さんが箱に入って帰還する日を
同じ絵で繋げて欲しくなかったなぁ。
滑稽な感じがして。
帰還する日は、いきなり、箱の
1ショットとかにして欲しかったなぁ。
Fjmr93

Fjmr93の感想・評価

2.5
大杉漣さんかわいい。昔の映画なのかと思ったら、2010年ってそんなに昔じゃなかった。
どなたかも書いてらっしゃいましたが、演劇っぽい。
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