にゃんこむ

僕達急行 A列車で行こうのにゃんこむのレビュー・感想・評価

僕達急行 A列車で行こう(2011年製作の映画)
3.6
森田芳光監督オリジナル作品。
以前見ましたが、アマプラで見れたので再視聴。

鉄道趣味の若者二人の友情と恋愛を描いた映画。
一応ジャンルはコメディらしいですが、大笑いできるというよりは、クスッと笑えるシュールな面白さが多いです。森田芳光監督の作品はあまり見たことが無かったのですが、会話の間が独特で癖になります。

コダマ鉄工所で働く小玉健太(瑛太)は列車の造形に拘りを持ち、モーター音だけで列車を当てることができるほどの鉄道オタク。
のぞみ地所で働く小町圭(松山ケンイチ)は列車に乗り、自分の好きな音楽を聞きながら風景とのコラボレーションを楽しむ。
出合ったふたりは同じ趣味の話に盛り上がり意気投合し、早速良い仲になる。小町圭(松山ケンイチ)が九州に転勤になってしまったことで、物語は思わぬ方向に動き出します。

行き過ぎたオタクをコミカルに描く作品とは違い、
静かな鉄道愛に溢れた作品で、とてもオススメです。

ウィキペディアを見ると、撮影に関する小ネタなども楽しめます。
確かに、地方の鉄道関係はダイヤを乱さずに撮影するとなると大変そうですよね……。一時間に一本しか来ない電車での、一発取り。現場の緊張感がすごそう。
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