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カイロの紫のバラのKのレビュー・感想・評価

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
3.7
ドジっ子で映画好きのセシリア。「2千回も同じ芝居やってらんないよ」…その発想はなかった。映画の中の人たちが次々と本音を語り出す場面が面白い。「映画の中だったら…」というメタな台詞の数々。さすがに監督・カメラマン・音声さん等は登場しない。独特なのは、作品の中のキャラクター“トム”とそれを演じた俳優“ギル”が同時に存在すること。タップダンス。『トップ・ハット』。夢のような世界。現実逃避。映画好きな者にとっての映画とは何なのか。ウディアレンなりの解釈を映画で見せてもらった感覚。映画愛を感じた。
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