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カイロの紫のバラのtamagoのレビュー・感想・評価

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)
4.5
映画好きにはたまらないシチュエーションだけど、最初は、あ〜なんか大人向けのファンタジーなんかなぁとあまり入り込めず。
が、映画から抜け出したトムを演じている俳優のギルが絡んできたあたりから、面白くなってきました。トム以外の映画に取り残されたキャスト達のてんやわんやの感じも楽しいです。
浮世離れしたトム(映画の中の人だから当たり前だけど)と現実世界の人々とのやり取りがブラックユーモアたっぷりに描かれていて、ニヤリとさせられます。
そして、ギルと主人公のセシリアとの交流がほんわかして観ている方もウキウキさせてくれますが…
アレン監督の巧みな脚本に完全に踊らされて?ラストはえ〜っとなっちゃいましたが、ラストシーンに救われました。
やっぱり映画って素晴らしいなぁと思わせてくれるとっても素敵なラストシーンでした。
ミア・ファローさんとジェフ・ダニエルズさんがとにかく最高!
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