タイトル通り、主人公のJ.ラッシュ演じるデイヴィッドが輝いていました。
父親との確執を乗り越え、あそこまで情熱を傾けるものがあるということが、本当に羨ましいです。
しかも若い時に自分の特技を見つけられる、なんの特技もない自分からすると、なんと幸せなことだろうと思ってしまいます。
厳格なユダヤ教徒の父親ですが、デイヴィッドの心身の不安を案じての親心だったのでしょう。
誰しも若い時には自分のこと中心で、子供を思う親の気持ちなどなかなかわかりえませんでしょうね。
ピアノ演奏と主人公を取り巻く人間模様を味わう、人間讃歌の作品でした。