さすらいの用心棒

パットン大戦車軍団のさすらいの用心棒のレビュー・感想・評価

パットン大戦車軍団(1970年製作の映画)
3.0
伝説の鬼将軍ジョージ・パットンの盛衰を描いた第43回アカデミー作品賞受賞。

ノルマンディー上陸作戦を描いた『史上最大の作戦』に引き続いて鑑賞。Dデイ以降に大活躍する将軍の話ということで時系列は同じ。
三度の飯より戦争大好き、パワハラまがいに軍規を律し、止め処なく問題発言を繰り返しながらも、歴史や詩を理解するロマンチストでもあるパットンのキャラクターは強烈なインパクトだった。アカデミー主演男優賞受賞も当然。
『ゴッドファーザー』監督のコッポラも脚本に参加しているからなのか印象深い名ゼリフも多いし、短いカットでも戦車などをつかってビシッと構図を決めてくる芸術性も素晴らしいが、3時間弱の上映時間が6時間にも感じられた。全体が何の芸もなくひたすらパットンのキャラクターを示すだけの2時間50分でしかなく、だらだらとしていて面白くない。というか退屈でしょうがなかった。
そして、英米が描くヨーロッパ解放はやっぱり信用できん。