歩く肉

ハンガーの歩く肉のレビュー・感想・評価

ハンガー(1983年製作の映画)
4.0
ずっとプルキニエ現象のような寂しい青いとばりに包まれた、醒めない夢の中を漂っているみたいだった。シューベルトの調べがもの哀しく、色香がくゆる。基本まどろむような、官能的な画面に、時々挟まれる意志の強いカットがなんだか滑稽に映った。
永遠という響きって甘い残酷性を帯びているね。
歩く肉

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