はやた

ボルケーノのはやたのネタバレレビュー・内容・結末

ボルケーノ(1997年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ロサンゼルスで緊急事態管理局局長として働く主人公マイク・ローク。
彼の周囲で地震を皮切りにいくつかの異常事態が起こる。
地下水道の作業員の焼死を不審に感じたマイクは自身が地下に潜り、調査する。
高温の蒸気が噴き出してくる様を実際に見たマイク。その正体を突き止めるため専門家を呼ぶ。
しかし地質学者エイミーの溶岩という意見には納得できず、一笑に付してしまう。

翌日、起こる大地震。タールピット公園の湖から溶岩が噴き出始める。
火の玉が飛び、街の建物を壊していく。
娘のケリーは足にやけどを負い、病院へ運ばれていく。

マイクはダムのようにせき止めた溶岩を消化する事で被害を押し込める対策を取る。
消防士、警察官、街の人々が力を合わせ、石壁を作りあげていく。
大量の水を運ぶヘリと共に消化を初め、流れを完全に止める事に成功。
振りしきる灰の中、喜び合う人々。
しかし直後にエイミーから電話。溶岩の流れが変わった事を教えられる。

地下鉄の道に沿って溶岩が進んでいる。
この状態を放置し続ければ、やがて行き止まりから逆流し、マンホールから噴出するだろう。
その被害は娘のケリーがいるであろう病院にも及びかねない。
マイクは次なる手立てとして、地下鉄の行き止まりから海までを爆破し、溶岩の流れをコントロールし、
加えて病院と溶岩の間に存在するコンクリートビルを爆破する事で堤防を作る案を実行に移す。

爆破開始と同時に娘がコンクリートビルの下にいる事を知ったビル。
爆破が迫る中、娘の許に向かう。

作戦は成功し爆破後を流れる溶岩だったが、娘の許に走ったビルの存在を知る物は静まり返っていた。
しかしコンクリートの瓦礫から、ビルは奇跡的に起き上がる。
人種に関係なく、皆一様に真っ黒になり喜び合う。


軽い気持ちで見始めた私は、序盤の溶岩が近づく中、車からジャンプして逃げのびる、というシーンは求めていたB級的な面白さに喜んでいた。
しかし人々続々と集い、協力し合い、溶岩をせき止める流れは、不覚にも熱くさせられた。
ポップコーンムービーとして見始めたが、求めた以上の面白さがあってよかった。
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