このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
原作未読です。
他の映像化作品も観たことがありません。
私が初めて触れるジェーン・エアは、本作です。
吹替版です。
BSでの放送を録画しました。
とても良かったです。
苦い展開が多く、いろいろと考えさせられました。
好きな作品です。
①良かったところ
・波乱万丈の人生
きつい展開が多いです。
まず、孤児のジェーンは親類であるリード夫人宅で暮らすことになります。
しかし、そこでリード夫人やその子供から嫌がらせを受けます。
そして、ジェーンは施設で育つことになります。
ここでも虐待を受けます。
その後も、しんどい展開が多いです。
それでも、ジェーンは挫けません。
悲しみに暮れる場面もありますが、折れません。
この芯の強さがとても魅力的でした。
・リヴァース牧師
親切な人です。
しかしながら、リヴァースとの結婚話が出てきてから、ジェーンと彼の関係がギスギスしてきます。
関係性が壊れていくのが悲しかったと同時に、「そうなってしまうよなあ……」と思いました。
ジェーンにとって、リヴァースさんは良い人ですが、愛する人ではないのだと感じました。
ちなみに、リヴァース牧師を演じるジェイミー・ベルさん出演作ですと、私は『リトル・ダンサー』も好きです。
・ロチェスター
演じるマイケル・ファスベンダーさんの魅力も相まって、ロチェスターさんは素敵でした。
しかし、ロチェスターは気分屋ですし、しかも妻の存在を隠していました(事情はありましたが)。
結構問題があります。
それでも、ジェーンは惹かれてしまいます。
生々しくて良かったです。
・ラスト
最後にジェーンとロチェスターが結ばれます。
幸せになってほしいと思うと同時に、火事で亡くなった奥さんのことが気になってしまい、少しモヤモヤしました。
一方、「あらゆることを乗り越えてでも一緒にいたいという強い気持ち」だと思うと、納得ができたりもします。
個人的には何とも言えないラストでした。
良かったです。
・ミア・ワシコウスカさんの魅力
芯の強いジェーンを魅力的に演じられていました。素敵でした。
凛とした佇まいが好きです。
「クリムゾン・ピーク」も良かったです。
②まとめ
良かったです。
また観たいです。
原作にも興味をもちました。ジェーン・エアの他作品も観てみたいです。
2022年10月14日に追記
ロチェスターは妻の存在を隠していましたが、他の作品でも同じ展開がありました。
割りとある展開なんですかね🤔