もちお

ジェーン・エアのもちおのネタバレレビュー・内容・結末

ジェーン・エア(2011年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

 初鑑賞です。

 原作未読です。
 他の映像化作品も観たことがありません。
 私が初めて触れるジェーン・エアは、本作です。

 吹替版です。
 BSでの放送を録画しました。

 とても良かったです。
 苦い展開が多く、いろいろと考えさせられました。
 好きな作品です。

①良かったところ
・波乱万丈の人生
 きつい展開が多いです。
 まず、孤児のジェーンは親類であるリード夫人宅で暮らすことになります。
 しかし、そこでリード夫人やその子供から嫌がらせを受けます。
 そして、ジェーンは施設で育つことになります。
 ここでも虐待を受けます。
 その後も、しんどい展開が多いです。
 それでも、ジェーンは挫けません。
 悲しみに暮れる場面もありますが、折れません。
 この芯の強さがとても魅力的でした。

・リヴァース牧師
 親切な人です。
 しかしながら、リヴァースとの結婚話が出てきてから、ジェーンと彼の関係がギスギスしてきます。
 関係性が壊れていくのが悲しかったと同時に、「そうなってしまうよなあ……」と思いました。
 ジェーンにとって、リヴァースさんは良い人ですが、愛する人ではないのだと感じました。
 ちなみに、リヴァース牧師を演じるジェイミー・ベルさん出演作ですと、私は『リトル・ダンサー』も好きです。

・ロチェスター
 演じるマイケル・ファスベンダーさんの魅力も相まって、ロチェスターさんは素敵でした。
 しかし、ロチェスターは気分屋ですし、しかも妻の存在を隠していました(事情はありましたが)。
 結構問題があります。
 それでも、ジェーンは惹かれてしまいます。
 生々しくて良かったです。

・ラスト
 最後にジェーンとロチェスターが結ばれます。
 幸せになってほしいと思うと同時に、火事で亡くなった奥さんのことが気になってしまい、少しモヤモヤしました。
 一方、「あらゆることを乗り越えてでも一緒にいたいという強い気持ち」だと思うと、納得ができたりもします。
 個人的には何とも言えないラストでした。
 良かったです。

・ミア・ワシコウスカさんの魅力
 芯の強いジェーンを魅力的に演じられていました。素敵でした。
 凛とした佇まいが好きです。
 「クリムゾン・ピーク」も良かったです。

②まとめ
 良かったです。
 また観たいです。
 原作にも興味をもちました。ジェーン・エアの他作品も観てみたいです。

2022年10月14日に追記
 ロチェスターは妻の存在を隠していましたが、他の作品でも同じ展開がありました。
 割りとある展開なんですかね🤔
もちお

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