たまち

荒野の七人のたまちのネタバレレビュー・内容・結末

荒野の七人(1960年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

・初っ端の馬車シーン、短くても格好いい!

・農民の裏切りは、落ち武者狩りの置き換えだろうか。難しい文化ではあるけどこちらは色々動機弱く正直「何で戻るの?」と思ってしまった。
・農民との一致団結がないのもさみしい。サポートはしあうが、ガンマンも独立性が強くチーム感少し弱かった。
・チコのラブストーリーはテンポもよく、本家よりとても大人で良かった!が、そこは結ばれないところがいいのにな…
・全員一気に対決、どんどん死んでいくのは盛り上がりとしてわかりやすくて良かったが少しあっけない。

・こちらは全員馬に乗って並んで乗馬しているのは迫力が増していた。
・ガンマンは手先の動きが多く意外と地味な戦いだが砂埃、閉じ込められつつ、散開、など動きのある感じにしていてよかった。

・全員役割が非常にしっかりしていた。
・ユルは体軸が全然ぶれず黒一色の衣装で正統派イケメンリーダー。美しい銃捌き。
・チコ(勝四郎)とヴィンで菊千代を分け合っていたような?さすがにあの野性味は出し切れなかったか。
・ベルナルドの子供との絡み、リーのトラウマは新しいストーリー。ガンマンらしいしとっても良かった。
・コバーンのブリット(絶対久蔵)も格好良かったけど、ナイフもっと使って!そしてもっと何かを遺して死んでほしい、、、


・どうしても『七人の侍』をベースに見てしまい、「こいつが誰だ」などやいのやいの言いながら見た。特に前半はかなりセリフも流れも七人の侍をなぞっていてリスペクトを感じられる。
・評価分かれるところだと思うけれど、やはり私には『七人の侍』の方が飲み込み切れない何か、不条理やわびさび、を感じて好き。
たまち

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