ほっきょくぐま

荒野の七人のほっきょくぐまのネタバレレビュー・内容・結末

荒野の七人(1960年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

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1915年12月7日はアメリカ合州国の俳優
イーライ・ウォラックの誕生日です🎂
代表作「荒野の七人」を鑑賞しました

監督はジョン・スタージェス監督が務めています

メキシコにある村イズトラカン
毎年、作物が採れる時期になるとカルベラ(イーライ・ウォラック)率いる盗賊団によって作物が奪われ、苦しい思いをしていました
今年は抵抗した村民が殺され、我慢できなくなった村民ミゲル(ジョン・アロンゾ)は長老(ウラディーミル・ソコロフ)に相談し、盗賊と、戦うための銃を手に入れるため、国境を越えたテキサスに向かうことにしました
メキシコに近いテキサスの町を、訪れたミゲルたちはそこで早撃ちガンマンのクリス(ユル・ブリンナー)に出会います 
素早い銃さばきと度胸のあるクリスにミゲルたちは事情を話し「銃の買い方と撃ち方を教えて欲しい」と懇願します
クリスはガンマンを雇うことを勧め、自ら助っ人を引き受けました…

メキシコの村を守るため、立ち上がった7人のガンマンの戦いの物語です


集結した7人のガンマン ほとんど利益のない仕事ですが、村民のため戦う決意をします

なんと言ってもかっこいいのは、リーダー的存在のクリス役ユル・ブリンナーです

冷静沈着、背筋ピーンの堂々とした歩き方
所作から無駄のない華麗な銃さばき
瞳の輝きから黒で統一されたファッションまですごくいいんです

そしてそのクリスに賛同するヴィン(スティーブ・マックイーン)が、どこか飄々とした軽やかさがあり、ユニークさもある右腕的立場で登場します
仲間が増えて行く度に指で数を示す仕草がまた何とも言えずかっこいい…

他、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーン、ロバート・ヴォーン、ホルスト・ブッフホルツ、ブラッド・テラスターとそうそうたるメンバーが勢揃いします

今回誕生日のイーライ・ウォラックは盗賊のボスを演じますが貪欲な悪の塊として憎たらしく演じています

元は黒澤明監督の「七人の侍」をベースに作られた作品ですが、オリジナルの落ち着いたイメージとは違い、明るい雰囲気でオリジナルをリスペクトしつつ、新しさも取り入れた作品に仕上がっています

西部劇なので銃撃戦の激しさメインに恋愛模様、家族とも思えるような交流など時にユーモアを交えた見応えのある作品となっています


そして、忘れてならないのは、冒頭から流れるエルマー・バーンスタインのあのテーマ曲
広大な風景と共に流れるあのメロディを聴くだけでワクワクが止まりません


西部劇の最高傑作ともいえる作品

荒野に現れた「七人の侍」に釘付けです🏜️