菜緒都

一番美しくの菜緒都のレビュー・感想・評価

一番美しく(1944年製作の映画)
3.6
小さな悪行は、それを上回る善行のためだった。の繰り返しで構成されている。全員いい人でいかにドラマを作るかの勉強になった。
特に終盤のレンズのプロットの動線うめー!って思った。

もちろん見る時代によって、作品は教科書にもなりディストピアにもなる。
僕は今作をめっちゃブラック企業で、キャラクターは全員仕事がんばりたい人の映画として見た。
しかしそういう前提を与えられて尚ドラマを作れる手腕は勉強になる。

疑問
1 僕が今、頭ごなしに肯定しているものは80年後どう思われているのだろうか。

2 「何か」を愛すことは「その他」を排除することと同義なのか。

3 戦争は悪だとして、じゃあ「戦争に勝とうとすること」は悪なのか。
菜緒都

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