一番美しくの作品情報・感想・評価・動画配信

『一番美しく』に投稿された感想・評価

盆栽
3.0

プロパガンダを越え、人間の誠実を描く


 第二次世界大戦中の日本を舞台に、兵器工場で働く女子挺身隊員たちの奮闘を描いた作品。まだ黒澤明監督の第2回監督作でありながら、演出の力強さはすでに際立ってお…

>>続きを読む
集団表象で迫力を見せにいく撮り方の原型が垣間見えておもしろい

1944年に製作された映画ということもありプロパガンダ作品の一種であることは容易に理解できるが、意外にも過剰な愛国主義ではない。翌年にポツダム宣言を受諾する状況と考えれば妥当。水島のセリフから戦争に…

>>続きを読む
露骨
-
プロパガンダの方向性なんだと思う。黒澤明が向いてるのはジョンフォードやハワードホークス寄りだろうから。

「わたしが一番きれいだったとき、まわりの人たちが沢山死んだ。工場で海で名もない島で。わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった。」

茨木のり子『わたしが一番きれいだったとき』

最近は折りにつけ…

>>続きを読む

戦時中のプロパガンダ作品だろうから、ある程度は美化されていても当時の雰囲気が感じられれば良いかなという感じで見てみた。

とはいえ、黒澤明作品なので人間ドラマもちゃんと含まれていて思ったより良かった…

>>続きを読む

黒澤明監督がデビュー2本目に手掛けた国策映画。軍需工場で働く女子挺身隊(学徒勤労動員の女性版)の少女たちを初めて扱った作品。木下恵介監督が後年「黒澤作品の中で一番好き」と称した一本。

兵器用レンズ…

>>続きを読む

【責任】

今年は戦後80年の節目の年。
まぁ「80」ってキリがいいんだか悪いんだか微妙な数字ではあるけれども、それでもこういう節目があることで多くの人が「戦争」というものを改めて考える良い機会にな…

>>続きを読む
3.5

黒澤明長編第2作、軍需工場で働く少女たちのお話。作品自体に戦意高揚の意図があることは否めないけれど、自分たちで決めた増産目標に向けて励む姿は素敵。先生が言う「強いばかりだったけれど本当に優しい子にな…

>>続きを読む
3.9

黒澤明は2作目でこんな女性像を描いてたのか。
でもやっぱり男を撮るのが向いてたんだと思う。

それでも渡辺さんはなかなか魅力的な人物だった。彼女は強いのか、強くあるしかなかったのか、強くありたいのか…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事