このレビューはネタバレを含みます
精悍なヒーロー役にクリス・エヴァンスはよく似合う。前半の最新技術を駆使した姿は頂けないが(ジョージ・ミラーの言葉を借りれば、まさに不気味の谷)、変身後の大活躍にはただただ応援するっきゃない!
マーベル映画の良いところって、色んなジャンルを投入できる器のデカさにあると思う。本作はまさにそう、80年代に活躍した「インディ·ジョーンズ」シリーズみたく、クラシカルでチャーミングなお洒落映画の魅力があって、そういう土壌を築けることがマーベル映画の良さだと思う。『父親たちの星条旗』のようなツアーも描かれてたり、こういう歴史も描けることこそ良い映画の鉄則です。
ただ見ていて思ったのは、マーベル批判の背景です。多分巨匠が言ってたのって、アンソロジー映画のようなものしか許さない状況が優先されれば独自性の映画が冷遇されてしまう。そういった心配への警鐘があるのかも。
ですがどんな映画もそう。
ハートがしっかり宿っていれば、作品規模は大事じゃない。大きかろうと小さかろうと結局それの有無次第。
色んな形が生まれる今だと、尚更そこに尽きるかと。
さあ。
いよいよ最初の花火。
アベンジャーズの開幕です。
今夜絶対堪能するし、久しぶりに楽しみです!
【好きな名セリフ】
“弱者は力の価値を、よく知っている。憐れみも”
“キミのままでいてくれ。完璧な兵士ではないが、ずっと善良な、人間のままで”