レイチェル

ボヴァリィ夫人のレイチェルのレビュー・感想・評価

ボヴァリィ夫人(1933年製作の映画)
3.8
有名タイトルを初鑑賞。原作未読。ボヴァリィ夫人のイラっとする半生に女の業を感じる名作。

町医者ボヴァリィさん。病弱な妻が亡くなるとかねてから憎からず思っていた娘と再婚。新妻が可愛くて仕方ない。何でも望みを叶えてあげたいとデレデレ。

ボヴァリィ夫人は貪欲。退屈な夫に嫌気がさし、不倫やら散財やらで身を滅ぼすまでのストーリー。

ボヴァリィ夫人が身勝手すぎるけれど、人妻と知りながら寄ってくる男も悪いし、いざとなったら逃げるし、不倫相手もろくでなしばかり。ジャケットは二人目の不倫相手。モテモテなボヴァリィ夫人。

とは言え、町医者ボヴァリィさんが惚れた弱みで妻を甘やかしすぎ。反省してほしい。

ボヴァリィ夫人は自己愛が強すぎて他者を愛せない人だと思う。最期まで怖いくらいに我儘。

リメイク版も観たいな。
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