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大空港のswansongのレビュー・感想・評価

大空港(1970年製作の映画)
4.7
「マ、マニュアルには"不可能"と…」

「ヒコーキってのは、教科書どおりにはいかないものさ。」

ここでニタッと笑うパトローニ整備士。
あなたがいちばんカッコいい!

「暴力脱獄」でポール・ニューマン相手に映画史に残る決闘を繰り広げた名バイプレイヤー = ジョージ・ ケネディが、このオールスター超大作を「オレ様の映画」にしてしまう瞬間が好きです♪

ジーン・セバーグとジャクリーン・ビセット、タイプの異なるふたりのヒロインの美しさと逞しさ。

無賃搭乗常習犯の老婦人ヘレン・ヘイズのコミカルで味わい深い演技。

生活苦に耐え、社会不適合者の夫を健気に支える女性を完璧に演じきったモーリン・ステイプルトン。

若い頃は物語前半の"グランドホテル方式"の人間模様をじれったく感じたけれど、今あらためて観てみると、それがこの映画の大きな魅力なんだな。

回を重ねるごとに荒唐無稽なパニック映画 (そっちも大好きだけど) になっていく「エアポート」シリーズのなかでいちばんオモシロいのは、やっぱりこのシンプルな第一作ですね!

("⌒∇⌒") オモシレ~♪

2018 ー 7
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