てるる

深く静かに潜航せよのてるるのレビュー・感想・評価

深く静かに潜航せよ(1958年製作の映画)
3.8
「8日に生まれてればな…」

フィルマの評価が何故低めなのか?
やはり潜水艦映画にハズレナシの作品。

時は太平洋戦争中。
豊後水道で日本海軍の駆逐艦秋風に艦を沈められた経験があり、復讐に燃える艦長。
片や部下を大切にし、慕われる副艦長。

新たな任務を与えられ、航行中の艦内で起こる艦長と副艦長の対立。

そういう意味ではやはり「レッドオクトーバーを追え」を彷彿とさせる。

艦長役にクラーク・ゲーブル、副艦長にはバート・ランカスターという濃いめのキャスティング。

上の命令とあらば、特攻で命を投げ打った日本。
対して生き残ることを優先し、時に上官に反乱を起こすアメリカ軍。
どちらが正しかったのかは歴史が証明してしまった。

潜水艦同士のバトルよりも、潜水艦と駆逐艦との戦いがメイン。
1958年制作ということもあり、バトルはミニチュア感が目立つのは仕方ない。

とはいえ、ほぼ同時期に制作された邦画「潜水艦イ-57降伏せず」の方が特撮は凄かった。
この頃の邦画はハリウッドにも引けを取らなかったんだな。
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